印鑑の彫り直しと持ち込み|手彫り印鑑・塩屋印房

1級印章彫刻技能士が、想いのこもった印鑑を完全手作業でよみがえらせます

只今、納期については1ヶ月程度いただいておりますのでよろしくお願いいたします(2025年7月現在)

先代に思いを馳せる女性

 


迷いながらも、想いを受け継ぐ決意──そんな気持ちに、そっと寄り添います。


「先代の印鑑を大切に使い続けたい」

「思い入れのある印材を、もう一度活かしたい」

そんな想いに手書き・手彫りの技術でお応えします。

無料ご相談・お見積もりはこちら

塩屋印房の彫り直しは、こんな流れで進みます

大切な印鑑をお預かりするからこそ、
私は一つひとつの工程を、目に見えるかたちでご確認いただいています。

  • @ まずは2つの手書き印影デザインをご提案します
  • A お選びいただいた印影をもとに、印材に文字を書き入れます
  • B その文字をご確認いただいたうえで、完全手彫り彫刻いたします
  • C印鑑が完成しましたら発送予定日のご案内をいたします
  • D 発送後にご案内してお客様宅に印鑑が到着となります

すべての工程を、国家認定1級技能士が完全手作業で行います
先代の想いを受け継ぎながら、あなただけの印鑑へと丁寧に再生いたします。

国家認定1級技能士が完全手作業で彫り直し、証拠付きで安心です。

印鑑の彫り直し(改刻)が良くないと思われるのはなぜでしょうか?

先代の彫刻文字を機械で削り新規の文字も事務的な流れ作業が殆どだからです

ハンコの彫り直しについて心配される大きな理由は、殆どの業者は既存の彫刻文字を事務的に機械で削り、さらに新規の文字も機械で彫る事ではないかと思います。 これでは完成した印鑑に人の気持ちが全く入らず、せっかく先代から譲り受けたハンコも台無しです・・・ 現にネットでは「綺麗ごとのテキスト」や「手で彫る動画や写真」は沢山アップされているもののこれはAIで誰でも簡単に出来る事です。 そこで当店では「先代の彫刻文字を手で丁寧にこすって平らにし、新規の文字は筆で書き、新しい文字は彫刻刀で彫らせていただきます。」  そして「完全手作業の証拠」として完成した印鑑にお付けしていますので先代から受け継がれ再生するまでが一目瞭然で安心です。」 正に本物のハンコの彫り直し(改刻)をお求めのあなたに心をこめて彫らせていただきます。
ご存じですか?  手彫りが出来るのは国家認定の1級印章彫刻技能士だけです。 2級技能士や無資格者は機械彫りの流れ作業です。

まえもって2つの手書きのデザインを比較対照できるので安心です

実印でしたら、どれとどれを選びますか?

先代の印影書体と同じ雰囲気のものと、あなたのお好みの書体をお選びなって比較検討なさってはいかがですか?

実印の書体見本

銀行印もしくは認印でしたら、どれとどれを選びますか?

銀行印でしたら「篆書体と新篆書体」また認印でしたら「古印体と隷書体」で比較なさってはいかがですか?

銀行印と認印の書体見本


ありきたりな「フォント」と唯一無二の「手書き文字」のちがい(クリックで開閉)

「令和 花子」さんであっても、目に映る印象が全然違います

開運書体(機械彫り)と、新篆書体(手彫り)の比較

ありがちな開運書体(機械彫り) 当店の新篆書体(手彫り)
ありがちな開運印鑑の書体 当店独自新篆書体
2級技能士や無資格者による開運印鑑を謳った書体です。PCフォントのゴシック体なので文字の重心が下にあり、やや重たい印象になります。
ワクに接する上下左右が作為的で、ベチャっと接しているのも不自然です。
ハンコの自動販売機でも作れるため、手仕事の温もりは感じられません。
「篆書体」をベースに、線質とバランスを重視して筆で書き起こします。
線の強弱や余白との調和を大切にし、自然な接点と柔らかく美しい印影が特徴です。
手書き・手彫りならではの“生きた線”が印象に残ります。

篆書体の違いも、ここまで印象が変わります

ありがちな篆書体(機械彫り) 当店の篆書体(手彫り)
ありがちな丸ゴシック体の開運書体 当店独自の篆書体
無機質なPCフォントで構成され、線の太さが均一でのっぺりとした印象になります。
「子」の文字の角が出ているなど、誤字や粗製乱造も見受けられます。
筆で書くことを意識した線質により、抑揚と躍動感が生まれます。
余白とのコントラストも美しく、明るく生き生きとした印影に仕上がります。
一点ものの印鑑として、唯一無二の存在感を放ちます。
もし書体について迷われたら彫り直しの無料相談をお気軽にご利用くださいませ 「何か良い案をご提案させていただきますよ」

先代の印鑑を敬意をこめて手でこすって平にします

私は綺麗な印影にするため丁寧に手でこすって「真っ平」にしてから、彫刻面に筆で文字を書いて彫刻刀で彫らせていただきます。 これを当然の事だと思われるかもしれませんが、殆どの業者は機械で削って機械で彫り直す作業手順になります。

手でこすって平らにする2つの理由と比較画像(クリックで開閉)

1・温かみのある綺麗な印影にするためです

殆どの業者は既存の彫刻文字を事務的に機械で削り、さらに新規の文字も機械で彫り上げますが、これではせっかく先代から譲り受けた印鑑が台無しです。
私は綺麗な印影にするために既存の彫刻文字に心を込めて丁寧に手で真っ平にしてから新しい文字に魂をこめて彫らせていただきます。

ハンコの彫刻面を機械で削った場合と手でこすった場合の比較です

2・無駄に短くせず強度なワクにするためです

仕事の回転率をあげるため本来削らなくても良い部分も機械で削る業者が殆どですが、私は進捗状況を確認しながら必要最小限の部分だけを丁寧に手でこするので安心です。
また、完全手彫り作業ではハンコのワクをドテ状にしますので強度なワクが期待できます。

最小限に短くします
彫刻面(側面)比較です
強いワクにします
彫刻面(側面)の比較です

ハンコの側面と彫刻面の比較です

こんな理由で彫り直しをご相談いただいています

  • 先代から受け継いだ大切な印鑑を、形を変えずに再生したい
  • 象牙などの貴重な印材を活かして、もう一度使いたい
  • 印面が欠けてしまったけれど、捨てるには忍びない
  • 注文した印鑑が思っていたものと違っていた
  • 大切な方から贈られた印鑑を、丁寧に生まれ変わらせたい

完全手作業の彫り直し(改刻)で対応いたします

ひとつひとつの工程に、心をこめた“証拠”をお付けしています

作務衣姿で印鑑をこすったり彫ったりする動画や写真は、よく見かけるかもしれません。
ですが、完成した印鑑に「本当に手作業で彫った証拠」を添えているお店は、ほとんどありません。

実は、印鑑の彫り直し(専門用語で「改刻」)を完全手作業で行えるのは、
国家認定の1級印章彫刻技能士だけなのです。
それほど繊細で、責任のある仕事だからこそ──
私たちは、その証を“かたち”にしてお届けしています。

既存の彫刻文字に敬意をこめて、
手でこすり、平らに整えてから完全手彫りで仕上げます。

こすって平らにして完全手彫りでお応えできます

▲ クリックで拡大表示できます


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他店にはマネが出来ない当店独自の作業工程で唯一無二の印鑑が完成します

フォントではなく、手書きで生まれる印影。
それが、あなただけの印鑑になる理由です。

前もって「2つの手書き印影デザイン」でお好みの方をお選びいただけるので安心です

当店では2つの印影デザインをご提案いたします。
書体やバランスの違いをご確認いただくことで、
よりあなたのお好みに近い印鑑をお選びいただけます。

例1:書体を変えてご覧になりたい場合

実印をご検討中の方には、篆書体とそれをアレンジした新篆書体で迷われる方が多くいらっしゃいます。
2案をご覧いただくことで、納得してお好みの書体をお選びいただけます。

篆書体と新篆書体の比較

篆書体  新篆書体

認印をご検討中の方には、楷書体と古印体の違いをご覧いただくことで、
よりご自身のイメージに合った印鑑をお選びいただけます。

前田さんの楷書体と古印体

楷書体  古印体

例2:バランスを変えてご覧になりたい場合

書体は決まっていても、タテ形とヨコ形で迷われる方も多くいらっしゃいます。
2案をご覧いただくことで、よりイメージに近い印鑑をお選びいただけます。

利家さんの新篆書体のヨコ形とタテ形

新篆書体(ヨコ形・タテ形)

ご存じでしょうか。 一般的な印鑑では、パソコンのフォントをそのまま使った「既成の文字」が多く見られます。 けれども、当店では1級印章彫刻技能士が、一文字ずつ手で書き起こすところから始めます。 それは、まるでその方だけのために生まれる“唯一無二の文字” どちらが、あなたの想いを込めるにふさわしい印鑑か── きっと、自然とお感じいただけるのではないでしょうか。

彫刻面に直接サカサマ文字を書けるのは1級印章彫刻技能士だけです

この動画では、印鑑が生まれ変わるまでの流れをご覧いただけます

  1. 字入れ: 彫刻面に筆で“さかさ文字”を書き入れます。これがすべての始まりです。
  2. 荒彫り: 書いた文字のまわりを彫刻刀で大まかに彫り、印影の輪郭を整えます。
  3. 仕上げ: 線の太さや角度を微調整しながら、印影に命を吹き込みます。
  4. 捺印確認: 実際に捺して、印影のバランスや美しさを最終チェックします。
下記は「鏡で反転させたものです」

鏡で反転させた文字を確認できます。

ご存じですか? 「彫刻面にサカサマに文字を書く作業を専門用語で字入れ(じいれ)」といいます。 手彫り工程の必須条件ですので、機械彫りの業者にはマネが出来ないサービスです。 もし「本当かな??」と思われるのでしたら、他の業者さんに「印材に書いた文字を見せてください。」と おっしゃってみてはいかがでしょうか。(笑)

手彫りが出来るのは国家認定1級印章彫刻技能士だけです

完全手作業にこだわるのは温もりのある印影をお伝えしたいからです

【全国技能グランプリ・実際の大会写真です】 手彫り印鑑の全国大会です 全国技能グランプリ【手彫り印鑑部門2位】受賞者が印鑑の彫り直しを心を込めて彫らせていただきます。 他店と異なるのは、既存の彫刻文字を平にするところから完成にいたるまで全てが手仕事です。
ご存じですか? 1級技能士取得者は別としてネットでは「作務衣姿」でカッコつけた業者が多くありますが、サイト用の見せかけが殆どです。 (ハンコ名人に見えますよね 笑)ちなみに、全国大会で「作務衣」着ていた人は誰もいませんでしたよ。

彫り直しについてよくある質問です(持ち込みも含みます)

彫り直す部分を削ると縁起が悪くないですか?
最初に「縁起が良い・悪い」は価値観など精神的な事になり人によって受け取り方は様々だと思いますが、当店の場合は機械で「削る」のではなく「手でこする」方法で平らにしていますのでこの点についてはご安心ください。
彫り直し出来ない印材はありますか?
チタン(金属)・合成樹脂(プラスチック)・石材は手で彫る事が出来ないので承っていません。
持ち込みで彫ってもらえますか?
印材によります。 象牙・黒水牛・牛角・柘材なら承れますが、ご相談フォームから写真を添付していただければ幸いです。
印材に加工していない角や牙は彫れますか?
大変申し訳ございませんが、承っていません。
おじいちゃんのハンコと同じ字体で彫れますか?
全く同じ字体にはなりませんが、雰囲気を近づける事は出来ると思います。
注文してからどのくらい日数がかかりますか?
「デザインのイメージ下書き」と「印材に書いた文字」を確認していただくため1ヶ月程度いただいています。(2025年6月現在)


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彫り直しできる印材です(持ち込みも含みます)

彫り直しのできる印材
下記は私が実際に手で彫り直した事のある印材になります。
象牙
印鑑の材質としては最高のものとされています。見た目も美しいく、そのすばらしさから 「印材の王様」といわれ、硬度・弾力性・吸水性は他の印材より優れて、ひび割れや虫食いに強く精密な彫刻に向いています。また、朱肉の付も良く、捺印した時の鮮明度はピカイチです。
マンモス
ワシントン条約後に象牙にかわる印材として販売されるようになりました。 象牙の硬さにはひけをとりませんし見た目は大変綺麗です。
牛角
以前は「オランダ水牛」と呼ばれていましたが、オランダが原産国でもなく、水牛でもないため、近年、「牛角(うしつの)」に名称が統一されました。オーストラリアやウガンダ、ケニア、ナイジェリアなどの陸牛の角から採られる印材で、美しい飴色が特徴です。天然素材のため、同じ牛角でも印材によって色合いのコントラストが違います。より白色に近づくほど高価とされて、特に弾力性に優れ、印材としては黒水牛同様 芯の部分を使用します。
黒水牛
硬く粘りもあるため、印肉のつきのよさに優れます。また、光沢ある美しさからアクセサリーとしても愛用されています。天然素材のため、完全に真っ黒な素材が少なく、薬品で黒く染色した黒水牛が大多数を占めます。芯の通った中心の芯持(しんもち)、という部分は角の先端にあたる部分を使用し、印面側の芯の小さいものがもっとも良質です。
ウニコール(一角の牙)・鯨の牙
お客様の持ち込み印材で彫らせていただいた事はありますので対応できますが、両印材共、特有の「ミゾ」があるため、その部分に文字が重なると「文字の線が欠ける」場合があります。念のためお伝えまで。

彫り直しのできない印材(おすすめ出来ません)

木、石材、プラスチック材はお受けしていない理由

● 柘やその他の木材は技術的には問題ありませんが、新しく購入された方が安価なためです。 ● 石材はサンドブラストという吹付の機械を用いて彫る素材のため彫刻刀で彫る事ができません。  ● プラスチックも新しくお求めになった方が安価で購入できると思います。

色々な印材の彫り直しを実例でご覧になれますよ(持ち込みも含みます)

「長くご使用できる保証はできませんよ。」とお伝えし、それを承知で彫らせていただきました。完成した印鑑については大変喜んでいただきました。

事例を見る: ヒビが入った象牙

 

 

ヒビが入った象牙

 

今回、ヒビが入っている事をお互い承知で彫り直しさせていただく事になりました

 

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

先ず、粗い目のサンドペーパーで彫刻面を丁寧に平らにこすっていきます

 

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

平らになったことを確認しましたが、念のため朱を塗ります

 

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

綺麗に平らになりました

 

象牙の彫り直し

 

「 大変年季の入った黒水牛印材でした。この印鑑に対して特別な想いがあるものと感じました。」

事例を見る: 年季の入った黒水牛

 

 

年季のはいった黒水牛

 

 

先ずは粗い目のサンドペーパーでこすっていきます

 

黒水牛の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

彫刻文字が判読できなくなりましたね

 

黒水牛の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

ひたすら平らになるように優しく丁寧にこすっていきます

 

黒水牛の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

平らになりました(白っぽい部分は芯持ち材の特徴です)

 

黒水牛の彫り直し

 

「ワシントン条約で象牙が輸入禁止になり、それに代わる強度な印材です。」

事例を見る:マンモスの牙

 

マンモスの牙

 

粗目のサンドペーパーで丁寧にこすります

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻文字が消えてきました

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻文字が殆どなくなりました

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

これで真っ平になりました。

マンモスの牙の彫り直しです

 

「飴色が特徴の印材で彫り直しとして承りました。 黒水牛同様硬いですよ。」

事例を見る:牛角(旧称:オランダ水牛)

 

牛角(旧称:オランダ水牛)

 

粗目のサンドペーパーで丁寧にこすります

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

優しく丁寧にこすります。

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻文字が殆どなくなりました

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

芯持ちの彫刻面が真っ平であることが確認できました

牛角の彫り直しです

 

印材メーカーさんも「聞いたことがない」という事で全国的に彫刻した人は僅かのようです。

事例を見る:ウニコール(イッカクの牙)

 

ウニコール(イッカクの牙)

 

粗目のサンドペーパーで丁寧にこすります

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

キメ細かなサンドペーパーで丁寧にこすります

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

平らではありますが念のためもう一度表面に朱を塗ります

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

綺麗なスジが入っているのがこの印材の特徴のようです

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

「前述のウニコール同様、海に生息する哺乳類も象牙と同じくらい強度でした。」

事例を見る:鯨の歯

 

鯨の歯

 

サンドペーパーで丁寧にこすります

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

何度も円を描くように丁寧にこすります

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

平らになったか確認するため表面に朱を塗ります

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

彫刻面に「芯」が入っているようです

鯨の歯です

 


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機械で削るのと、手でこすって平らにする違い

無資格者や2級技能士による彫り直しでは、既存の彫刻文字も新しい文字も全て機械任せ。
粗い粒子で削り落としたうえにそのまま彫刻されるため、印影がどこか無機質で不自然な仕上がりになってしまうことがあります。 一方、手仕事で彫刻面を一度きれいに整えたうえで、文字を一線一線手で彫ると、印影の鮮やかさや立体感がまったく違って見えてきます。

ここでは、彫刻面の調整方法から捺印するまで──その“仕上がりの差”を実際の画像でご覧いただけます。
たったひと手間の違いが、印の価値をここまで変える。その理由をご確認ください。

@ 表面を見れば、一目でわかる“本物の違い”

【機械で削った場合】

 


機械で削った彫刻面です

 


工程を一気に進めることで、粗い粒子によって彫刻面がザラザラになります。

また、ワクの輪郭もところどころささくれたような仕上がりになることがあり、

押印時の印象がにじみやすくなるのも特徴です。

 


※ この点が、「ハンコの彫り直しって良くないのでは…?」と感じられるきっかけになることもあります。

【手でこすった場合】

 


手でこすって平らにした彫刻面です

 


粒子の荒い研磨材からはじめ、徐々に細かなサンドペーパーへと工程を変えながら

指先で表面を確かめつつ、丁寧に整えていきます。

表面はつややかで、光を優しく反射する落ち着いた仕上がりに。

 


「彫り直す=直す」のではなく、印影に敬意をこめて整える──
それが、職人による手仕上げの想いです。

 

A 彫り直した文字は、いずれも「塩屋正晴」です

【機械で彫った場合】

 


機械で彫った彫刻面です

 


彫りの深さが浅く、底面に削りカスが残ったまま仕上がってしまうことがあります。

このため、印面が均一にならず、押印時にムラが出やすいという特徴があります。

 


※「文字がくっきり出ない」「かすれて見える」といったご相談は、このような機械彫りの仕様によることが多いです。

【手で彫った場合】

 


手で彫った彫刻面です

 


彫刻刀を用いて、文字の力加減を見極めながら一定の深さに丁寧に彫っていきます。

わずかな角度や線の太さも、指先と視線で一線一線確認しながら彫り進めていくことで、

見た目だけでなく押印時の印象も凛とした仕上がりになります。

 


一本一本に“気持ち”を込めて彫ることで、世界にひとつだけの印影が生まれます。

 

B 捺す前に彫刻面の墨を綺麗に拭き取ります

【機械で彫った彫刻面】

 


機械で削った場合の彫刻面です

 


加工時に粗い粒子で一気に削る工程があるため、彫刻面にザラつきが残ります。

その結果、墨が細かな凹凸に染み込んでしまい、全体的に“くすんだ印象”になる場合があります。

 


このような状態は、後の工程で整えることが難しく、彫り直し後の印象にも影響を与えることがあります。

【手で彫った彫刻面】

 


手で彫った場合の彫刻面です

 


表面はツルツルとした光沢仕上げになっており、墨が染み込むことなく

軽く拭き取るだけで、きれいに整います。

この平滑さと上質な反射が、手彫りならではの気品につながっています。

 


彫刻面そのものが整っているからこそ、印影にもクリアな印象が残り、使うたびに満足感が得られます。

 

C 彫刻面に朱肉を付けます

【機械で彫った彫刻部分】

 


機械で彫った彫刻面です

 


彫りが浅いため、朱肉が印面の底まで付着しやすくなってしまいます。

表面のザラつきも影響し、捺印した際に“にじみ”や“つぶれ”が生じやすくなる傾向があります。

 


「印影がくっきり出ない」と感じられた方の多くは、このような浅彫りの影響によるケースが見受けられます。

【手で彫った彫刻部分】

 


手で彫った場合の彫刻面です

 


彫りの深さが一定で、表面も滑らかに整っているため、朱肉はほとんど彫刻文字のみに付着します。

余分な箇所に付かないことで、印影がくっきりと美しく映えるのが特長です。

 


毎回の捺印が安定し、「いつでも綺麗に押せる」という安心感につながります。

 

D 捺印すると全然ちがいます

【機械で彫った印影】

 


機械で削った印影です

 


ワクと文字がほぼ同じ太さで表現されており、全体がのっぺりと平坦で不自然な印象を与えます。

また、彫りのムラや浅さが原因となり、印影にもムラやカスレが生じています。

 


書体は通販サイトなどでよく使われるような、画一的で無機質なゴシック体

ひと目で「既製品」のように感じられてしまうのが残念なポイントです。

 


彫り直しの機会は「印鑑を見直す機会」。

せっかく手をかけるなら、“信頼”が伝わる印影にしたいですね。

【手で彫った印影】

 


手で仕上げた場合の印影です

 


一本一本の線に揺らぎと奥行きがあり、柔らかで重厚な線質が印影に美しく表れます。

押すたびに凛とした存在感と、職人手彫りならではの表情がにじみます。

 


私は、篆書体を基調としながら、画一的ではない流麗で生きた線になるよう、
一文字一文字に真心を込めて彫り上げています。

 


見た目の美しさだけでなく、“使うたびに誇れる印”になるよう願いを込めた一印です。

ご存じですか? 「手彫りは誰でも出来るものではありません」 1級印章彫刻技能士とは厚生労働大臣認定です。(手彫り技術習得者) 2級印章彫刻技能士とは各都道府県知事の認定です。(機械彫り) 無資格者とは上記以外の方です。(機械彫り)

ご注文方法とながれ

まずはご注文に関わらずお気軽に印材の写真をお送りくださいませ


お持ちの印鑑が「何の印材が解らない」「彫り直しできるの?」「キズがあるけど問題ないの?」「ハッキリした金額を知りたい」など気になる事はございませんか?

そんな時は ご相談フォーム から写真を添付していただければお答えさせていただきますよ。

しつこい営業は一切していませんので、ご安心くださいませ。


金額にご納得いただければ、下記のような流れで丁寧に作業を進めさせていただきます

ご不明な点があれば、メールでもお電話でもどうぞお気軽にご連絡くださいませ。




● ご注文のながれ(簡単にまとめると…)

  1. 印材の確認・ご相談
  2. 印影イメージ(2種)ご提案
  3. 彫刻前に字入れ画像をご確認
  4. 完全手彫り + 工程書を添付して発送


>ご注文の詳しいながれを画像で見る

印鑑のご注文後の流れ1
印鑑のご注文後の流れ2


● ご注文時の注意事項(持ち込み印材も含みます)


  • お預かりするハンコの送料はご負担いただいています
  • 印材のキズや汚れは現状のままでのお渡しとなります
  • 彫刻面をこするため、2、3ミリ程度短くなります
  • 彫刻代のほか、決済方法による手数料や送料が別途かかります
  • 印鑑ケースは付属していません
  • ご注文の際は「お客様専用ご注文フォーム」をご案内いたします
  • 納期は1ヶ月以上かかる場合もございます
  • 5年間保証書・経産省認定シールは付属しておりません
    (当店から印材をご購入いただく場合のみ対象となります)



彫り直しの概算お見積りです

直径/5文字まで 象牙材
象牙の印材です
◎ 風格があり、贈答や法人用途にも人気です
牛角材
牛角の印材です
◎ 白〜飴色の自然な風合い。柔らかい印象
黒水牛材
黒水牛の印材です
◎ 堅牢でコストパフォーマンスも優秀です
10.5ミリ丸 35,000円 30,000円 25,000円
12ミリ丸 40,000円 35,000円 30,000円
13.5ミリ丸 45,000円 40,000円 35,000円
15ミリ丸 50,000円 45,000円 38,000円
16.5ミリ丸 55,000円 50,000円 41,000円
18ミリ丸 60,000円 55,000円 48,000円

● 現物の写真を確認させていただいた際に金額が前後する場合がございます。
● もちこみ印材(彫刻文字がない場合)は上記の限りではございません。
● ご不明点や印材の状態による価格の変動など、お気軽にご相談くださいませ。

> 無料お見積りを相談する

>当店での彫り直しには、以下のこだわりが含まれています

  • 既存の彫刻文字をすべて手で磨き落とし、真っ平な状態に整えます
  • 印影イメージを2種類ご提案し、お好みに合う方をお選びいただけます
  • 彫刻前に手書き文字をご確認いただけるので、ご納得のうえで進められます
  • 完成品には「手彫りの証拠」として作業工程書をお付けしています

見た目には小さな印章でも、工程の積み重ねと細やかな配慮を大切にしています。
ご希望やご不安な点など、どうぞお気軽にお声かけください。

彫り直しや持ち込みのお客様のご感想です

「想像以上でした」「もっと早く頼めばよかった」──
そんな嬉しい声を、日々頂戴しております。

●お客様の声 1
【 福岡県福岡市東区 N様 象牙・18ミリ丸 実印・15ミリ丸 銀行印 持ち込み 】
「好みやデザインなど相談することができます」
>詳しく読む
●お客様の声 2
【 千葉県 市川市 W様 象牙・15ミリ丸 彫り直し 】
「字の輪郭がとてもキレイで驚きました」
> 詳しく読む
●お客様の声 3
【 神奈川県 横浜市緑区 T様 象牙・17.5ミリ丸 持ち込み 】
「一生として考えるなら、私は高いと感じませんでした」
> 詳しく読む
●お客様の声 4
【 岡山県 総社市 K様 象牙・18ミリ丸 彫り直し 】
「印が短くなるので縁起が悪いのではないかと家族に言われたのですが・・・」
> 詳しく読む
●お客様の声 5
【 東京都 大田区 A様 象牙・18ミリ丸、15ミリ丸、12ミリ丸 持ち込み 】
「印材をいただいたため、彫りのみのオーダーとなりましたが・・・」
> 詳しく読む

 

 

ご注文にかかわらず、
お気軽に無料相談をどうぞ

 

たとえば書体について迷ったり、お手元の印材が「彫り直しできるの?」など

ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談くださいませ。

もちろん、しつこい営業は一切しておりませんのでご安心ください (^-^)

 

 

メールでの無料相談(はっきりとした金額を知りたい方へ)

 

     

  • 3つの写真の添付
  •  

  • 印材の直径と長さ(おおよそでOK)
  •  

  • 新しく彫る文字数
  •  

 

上記をご記入いただければ、明確なお見積もりができます

 

全体の写真
印材全体

彫刻部分
彫刻部分

立てた写真
印材を立てた写真

 

 

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平日9:00〜18:00(日・祝は休み)にお電話いただければ幸いです。

書体・納期・印材など何でもお気軽にどうぞ。

 


TEL 076-298-0047

 

 



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